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  • 執筆者の写真Wolfsburg

迷惑なギルド先輩

それは昨日の夜のことだった。

唐突にギルドの先輩から、こんなメッセージが。


- シャードの最大ギルドと話を付けといたワ。

- 今週末はギルド合同でイベントを企画したねん。

- あんたら、そこんとこ準備をヨロシクな。



この先輩、めちゃくちゃ上手くて、自分にとっては頭の上がらない存在。

なんと形容したら良いのか、戦術的な動きが凄いというか、合理的な考え方にいつも感心させられる先輩。

しかも普段から関西弁。

それは関係ないか。



とにかくその謎なメッセージを紐解き、少しずつ情報を引き出していくと、つまりはこういう話だった。

  1. 我がシャードで最大アクトを誇るギルドの人と話をした。

  2. 具体には、彼らが開催している週末のイベント(一般の方向けに開くDoomツアー)に、うちのギルドも参加することにした。

  3. これは、つまりは合同の企画だ。


- あれって彼らのギルドの専売イベントじゃなかったっけ?

- 合同企画ってどういうこと?


と心の中で思いつつ、とにかく先輩に恥はかかせてはならないのだ。



舎弟分としては、どうにか形になるように、何とかしなければならない。

あちらのギルドに、いくつか金骸骨を預けておけば合同の体になり、先輩のメンツは保てるのではないだろうか。

一晩かけて、そう考えた。



- うちのギルドにも、メンツがありますけぇ。


とか適当な言い訳して、別のギルド先輩達を口説き、何人かで手分けして赤い骨を集めまくる。



そこからDoomへの入場券になる金骸骨に移して、数個を集めてきた。

あちらは最大ギルドなんだから、金骸骨なぞ腐るほど持ってるだろうと分ってはいる。

が、手土産なしには先輩の顔に泥を塗るようなもんだ。





次に最大ギルドのギルマスさんに、金骸骨をお届けに行く。

ある意味、このクエストのラスボス。

その人は、だいたいルナの入り口で佇んでいるのが常で、今夜もそこにいた。



あちらのギルマスさん、「ギルド合同企画」という言葉に最初は訝しがっていたが、途中から僕の話に話を合わせてくれて、


- アー、ソウソウ!。聞イテマスヨ。

- (金骸骨)アリガトウ、助カリマ-ス。


と言って受け取ってくれた。



噂で、彼は聖人らしいと聞いていたが、噂通りの人物だった。

なにしろ空気が読める。





ちなみに僕がラスボスさんと折衝している同時刻。

その怖い先輩は、ソロでDoomに行き、週末に向けたリハーサルに余念がなかった。



- 2番ゴキは余裕やわー。

- でも、ボスはちょっと怖いねん。


俺はあんたの方がずっと怖いよ。



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全方向に喧嘩を売っていくスタイルのこのブログですが、

最後はしおらしく番宣です。


WKKで最も勢いがあるギルド、D&Aさんが開催する日曜定例イベント

は、7/12 21:00から開催だそうです。



僕も参加しますよ。

半沢直樹(後編)は諦めました。



週末は、Doomでウルフと握手!

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